nomura@cc.kshosen.ac.jp
このページにお探しの質問が無い場合,過去の FAQものぞいて見て下さい. もしかすると,関連する内容があるかも知れません.
それでも,該当事項が無ければ,科研費メーリングリストに参加し, そこで,質問してはいかがでしょう.
メーリングリストへの参加方法 kakenhi-macro-request@yukawa.kyoto-u.ac.jp 宛に subscribe とだけ本文に書いたメールを送って下さい。
その際,使用している TeX の種類とバージョン, 申請種目,何を行ったときにどうなったのかなどを 具体的に書かないと,問題は解決されません.
このファイルは,主に ML に流れた内容に ついてのものです(一部私の周りでの質問も入っています). また,どの分類に入れるべきか迷ったものもあり, 必ずしも読みやすい形式にはなっていないと思います.
項目の順番を予告無く,変えることがあります(なるべく 関連あるものをまとめようとしています). なるべく,読みやすいようにしていくつもりですので,暖かく見守って下さい.
%%% Package Version 1998.2.0 1998.10.9 科研費の調書をTeXでつくるためのマクロパッケージ 青木健一(金沢大理) 1998年度版科研費マクロの第2.0版です。 HEADLINE NEWS V2: * 外国旅費制限撤廃!! 9/24 付け追加通達。 30%制限はなくなりました。また、使用目的も拡大されました。 同時に特定でも外国旅費申請可能になりました。 特定領域でかつ外国旅費を申請する場合に限り新src.texに変更必要です。 ただし変更されているのは特定の旅費明細の部分だけです。 もともと外国旅費欄のない「特定」の調書で申請する、というのが無理筋 なので、上記の通達段階では書式の指示が完全ではありません。 いくつかの常識的オプションは入れましたが、今後、別の指示がある なら、可能な限り、パッチを用意します。 -------- Headline News V1: * またまた変更:業績リストで、代表・分担者に下線が必要に! * マクロの開発者・サポーター大募集! 特典有り、締め切り間近 readme.doc をご覧下さい。 * LaTeX2e やっと自動判別 * 新たに、開発者用ツールを装備しました。マクロのパッチを作られる方は 必ず debug/ をご覧下さい。 readme.doc を必ずお読み下さい。 最初に kconv を呼ぶと、パッケージ全体の漢字コード変更ができます。 本パッケージはsjis ですので、kconv はデフォルトで sjis => euc とします。 補正、追加、その他関連情報の交換のためのメーリングリストがありますので、 ご質問等はそちらの方へお願いします。 メーリングリストへの参加方法 kakenhi-macro-request@yukawa.kyoto-u.ac.jp 宛に subscribe とだけ本文に書いたメールを送って下さい。 マクロpackageは、以下のマスターサーバーにまず置かれます。 メーリングリストでは随時修正、改善情報が交換されます。 メーリングリストのバックナンバーは下のホームページで得られます。 関連ホームページ 科研費マクロマスターサーバー、メーリングリストバックナンバー http://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/ 科研費マクロパッチリストとそれで更新されたマクロパッケージ http://www.asl.kuee.kyoto-u.ac.jp/kaken.j.html 科研費マクロFAQ http://www-s.eng.kshosen.ac.jp/~nomura/hobby/Kaken-FAQ.html 科研費マクロ for NIH-NET Users http://www.nih.go.jp/~jun/tex/kakenhi/ もと併任学術調査官が提供する科学研究費ホームページ http://www.pe.titech.ac.jp/MizumotoLab/kaken/index.html ファイルサーバー anonymous ftp server : ftp.yukawa.kyoto-u.ac.jp YITPINFO/k98mac.tar.gz tar-gzip YITPINFO/k98mac.uu uuencoded YITPINFO/k98mac.lzh lha YITPINFO/k98mac.ish lha-ish mail server : request@yukawa.kyoto-u.ac.jp 宛に get k98mac.uu get k98mac.ish と本文に書いたメールを送る ---------------------------------------------------------------------- 青木健一(金沢大理) aoki@hep.s.kanazawa-u.ac.jp
以下の本からの抜粋ですが,ここに記しておきます.
遠藤 啓 著,「科研費の解説 ---確かな理解のために---」 ぎょうせい,(1998),p.109.第一に,申請の仕方に,「こうすれば」という「王道」はないこ と,問われるのは研究の中身そのものであるということである. そして,研究実績を積むことが,何よりも審査員に対して説得力 を有する.
第二に,しかし,同じ内容で書くのであれば,コミュニケーショ ン能力が問われるのは当然である. 良いコミュニケーションを行うためには,詳しいばかりが能では ない.
第三に,使用する用語などにも留意していただく必要がある. 現在の学問領域の専門分化は著しく,隣接領域の間で,使用する 用語が異なる場合さえ存在するからである.
subscribeとだけ本文に書いたメールを送って下さい.
詳しくは,本年度のアナウンスを御覧下さい.
% nkf -s patch01 | patchです. また,このとき
なんたらかんたら.rejが作られてしまうのは,ファイルと漢字コードが異なっているためです.
Macintosh上では,パッチを使おうと思ったら,patchコマンドを入手して下さい. あるいは,dosかunixでpatchを当ててもらって下さい.
もしくは,星野勉(京都大学大学院工学研究科)氏によって整理されてる WWWサーバ から,最新版を入手して下さい.
% 頁出力コマンド \makeatletter \input{graphicx.sty} \makeatother \OutputPages
そして,研究目的などの欄には通常のように,
\includegraphics[width=40mm]{foobar}と書き込めば図が取り込めるでしょう.
以下に揚げた場所以外では,任意の項目の記入が可能です.
「項目の変更をしない方がよい箇所」この部分以外では,任意の項目が記入可能ですが,\ (バックス ラッシュ)で始まる文字は,src.tex に書かれている言葉以外には 使用できません.
: 調書と同じでなくても良いと思われる方は,御自身(事務) の判断で「第1年度」を書き換えることも可能です.
対処方法として,以下の2通りあります.
「研究目的」などの該当箇所には,
\input foo.texと書き,別のファイルに内容を記述しておく.
この場合,いつも通りの \halign{#\cr...} や \settabls\+ ... をそのまま使うことができます.
「研究目的」などの記述は「定義」となっています. 「定義」の中では,一般に # を使いたいときには ## と2重にします.
ですから,halign を使いたければ,
\halign{####\cr .....という具合にする必要があります.
また,この方法では \settabs を用いた方法
\settabs\+ xxxxx & ffffffff & jjjjj \cr ......は使えませんので \halign を使ってください.
ただ,一定の長さのタブで用いたい場合に対しては, \+ の代わりに \tabalign を用いて
\settabs 4 \columns \tabalign ....&&. \cr....とすることができます.
こんな計画調書を受理する機関があるのかどうか知りませんが, 以下のようにすれば可能です.
たとえば,「\設備備品費および消耗品費の明細」の 次年度の記入を省略したい場合には,
\設備備品費および消耗品費明細{\第2年名}から,
\設備備品費および消耗品費年度別計までの間をコメントアウトして下さい.
同様にして,「旅費等の明細」も記入の省略を行うことができます.
それでは,src.tex の 215 行目辺りに以下のコードを書き込んで 下さい(実際には,25 行目以降なら構わないと思います).
# 「科研費マクロ」の王道(?)からは,はずれそう...
\def\年度区分線2{\ifnum\Tbe=???\else\vskip-2.0mm\横区分線{\Xa}{\Xa}{\XW}\fi}
ただし,上記の ??? には,申請種目別に以下の数字を記入して下さい.
1:奨励研究(A) 2:萌芽的研究 3:それ以外
私は,今年初めて知ったのですが,src.tex を 申請期間中にバージョンアップする(変更を加える)ことは まずないと考えてよいようです.
つまり,新しいバージョンが出たとき,作成済みの調書(src.tex)を また一から作成しなおす必要はない(と言って構わないでしょう). 通常は,作成済みの調書をそのまま使用することができます.
ただし,今年度(「特定研究」の「外国旅費」)のように 本省からの通達がマクロ配布後であったりするような場合には, 修正を必要とすることもありますが,その際には 「readme.1st」に記述されるはずですので, バージョンアップの際には必ずこれらのファイルには 目を通すようにして下さい.
文章を書いている間に,いつのまにか指定した欄内に 項目が入らなくなってしまいました. よくみると,1行分くらい下にずれています.
たぶん,2バイト文字の空白を使用している箇所が どこかにあるのではないでしょうか. 目に見えないだけに厄介な物で,結構悩まされたりしますね.
詳しくは,こちらを御覧下さい.
審査希望部門で広領域を希望しています.
分科,細目ならびに部・分科・細目番号は縦に並べなければ
行けないのですが,どのようにすればよいのでしょうか.
科研費マクロを展開したときにできる /olddoc 内の readme93.tip に書かれていることでいろいろなことができます.
readme93.tipを参考にして解決して,以下のようにしてみました.
\分科={\vbox{\leftskip=5mm\baselineskip=5mm物理学\par 地球科学}} \細目={素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理\\ 固体地球物理学\\ 地球化学} \部分科細目番号={\vbox{\leftskip=10mm\baselineskip=5mm321\par 331\par 337}}
src.tex の中身には,次の様な形式が多く存在します.
\def\macro{ \submacro{xxx}{xxx} % \submacro{VVV}{VVV} % \submacro{yyy}{YYY} }問題になるのは,\submacro の間です. パッケージの src.tex ではこの部分は注意深く「%」を用いて つぶしてあるのですが,いろいろ書き加えるうちに, この部分がいつしか空行になり,最後には全角スペースが入ったりします。 そうなると,関連のなさそうなところにエラーが急に現れ, TeX は問題なく通るのに,印刷位置がいろいろずれる,という現象が起こります.
この様な src.tex の形式には意味があります.
つまり,\macro を定義しておくことによって,
この部分を何回でも呼び出せます.
そのことによって,科研費マクロは完全な先読みを行い,
2ページ目の明細から1ページ目の合計を自動記入してしまうわけです.
つまり,\macro が呼び出される環境の違い,
例えば「現在の出力ページ数」に応じて \submacro の動作が
別々に定義されているのです。
今回問題になった、企画の研究組織では、
\def\研究組織{ \分担者{xxx}{xxx} % \分担者{yyy}{xxx} % \分担者{zzz}{xxx} }となっているわけですが,「\研究組織」は2回呼ばれます.
さて,上の「%」の区切りの所にもし全角スペースが 入っていたらどうなるでしょう. 1回目の1ページ目の処理の時に, 分担者人数を数える他に全角スペースを出力してしまいます. そのため,1ページ目の出力で「分担者合計人数の出力」および それ以降に1ページ目で出力される内容が,全て,全角スペース1個分だけ 下にずれてしまうわけです.
科研費マクロではすべての出力を絶対位置座標で コントロールしているのですが,TeX 自身は相対的な動きで コントロールします. したがって,科研費マクロの出力は,何かを書いたら,必ず, そのためのペンの移動量分だけ元へ戻す,というやり方を しています(この一見「無駄な」やり方には理由がありますが, ここでは省略します). そのため,マクロのコントロールの外で全角スペースを 出力されてしまったら,その分のペン位置の移動を元に戻すことはないので, それ以降のそのページの出力がずれることになります.
以上の様な事情があるので,全角スペースを混入させるというような エラーの場所と実際に印刷のずれが発生する場所は決して対応しないわけです.
http://www.sato.kuis.kyoto-u.ac.jp:80/~sakurada/hack/kakenhi/ に1997年度版が公開されています. 今年使用しても,問題はないようです.
これらのマクロは, http://www.asl.kuee.kyoto-u.ac.jp/kaken.j.html の「科研費関係調書類一覧表」のリンクからたどって下さい.
これらのマクロは, http://www.asl.kuee.kyoto-u.ac.jp/kaken.j.html の「科研費関係調書類一覧表」のリンクからたどって下さい.
ここから入手することが出来ます.